paloma blog

NWエンジニアやってます。主に自宅環境のお遊びを書きます。Pythonもちょっと。タイトルは好きなカクテルから。

ubuntu18.04LTS -> 20.04LTSにアップデート

今年はubuntuのLTSリリースの年です。
2年ぶりにアップデートの時期がやってまいりました。
LTSは4月にリリースされますが、不具合報告とか手順のナレッジ等で半年ほど待って作業してます。

paloma69.hatenablog.com

私のubuntuはサブ機なんで不具合があってもそんなに問題ないんですが、そのままでも特に困ってなかったので放置していました。

今週は台風でどこにも行けないということで作業を実行しました。

事前バックアップ

一応作業前にバックアップ取っておきます。
と言っても使っているツールはgithubに乗せてあるのでローカルwikiDokuwikiのバックアップだけ取っておきます。

前回と同じくtarで固めて逃がすだけなので割愛。

状態はこんな感じです。

  • バージョン
masashi@PC-ubuntu:~$ uname -a ; lsb_release -a
Linux PC-ubuntu 4.15.0-118-generic #119-Ubuntu SMP Tue Sep 8 12:30:01 UTC 2020 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 18.04.5 LTS
Release:        18.04
Codename:       bionic
  • デスクトップはこんな感じ

f:id:paloma69:20201010183346p:plain

ロサンゼルスではなくGTA Vのロスサントスです。
4:3なのは余っていたディスプレイを使っているからですw

バージョンアップ

サイトの手順通りです。
今回はostechnixの手順を参考にしました。

ostechnix.com

OSアップデート

最新版にして再起動しておきます。

masashi@PC-ubuntu:~$ sudo apt update && sudo apt dist-upgrade
masashi@PC-ubuntu:~$ sudo reboot
バージョンアップ用のセットアップ

アップデートマネージャをインストール。
定期的にアップデートしてるので、先のコマンド含め今回特にアップデートするパッケージはありませんでした。

masashi@PC-ubuntu:~$ sudo apt install update-manager-core
masashi@PC-ubuntu:~$ sudo apt install ubuntu-release-upgrader-core

設定ファイルを書き換え。
18.04LTSからアップデートする場合はPrompt=ltsにするそうです。
ファイルは変更なしでOKでした。

masashi@PC-ubuntu:~$ tail /etc/updatemanager/release-upgrades
#  normal - Check to see if a new release is available.  If more than one new
#           release is found, the release upgrader will attempt to upgrade to
#           the supported release that immediately succeeds the
#           currently-running release.
#  lts    - Check to see if a new LTS release is available.  The upgrader
#           will attempt to upgrade to the first LTS release available after
#           the currently-running one.  Note that if this option is used and
#           the currently-running release is not itself an LTS release the
#           upgrader will assume prompt was meant to be normal.
Prompt=lts
アップデート開始

下記コマンドで開始します。

masashi@PC-ubuntu:~$ sudo do-release-upgrade -d

途中でインストール済みのパッケージをどうするか聞かれますが、そのままで進めます。
baculaとか昔ちょっと勉強して使ってないなあ…。

f:id:paloma69:20201010183459p:plain

f:id:paloma69:20201010183511p:plain

f:id:paloma69:20201010183526p:plain

再起動

最後に再起動するか聞かれるのでyで選択。

f:id:paloma69:20201010183546p:plain

再起動後はこうなりました。

  • OSの起動

起動のデザインが変わりましたね。
黒ベースになってかっこいいです。

f:id:paloma69:20201010183732j:plain

  • バージョン

20.04になってます。
OKですね。
カーネルも5系になりました。

masashi@PC-ubuntu:~$ uname -a ; lsb_release -a
Linux PC-ubuntu 5.4.0-48-generic #52-Ubuntu SMP Thu Sep 10 10:58:49 UTC 2020 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 20.04.1 LTS
Release:        20.04
Codename:       focal
  • デスクトップ

デザインはほとんど変わっていません。

f:id:paloma69:20201010183845p:plain

トップとサイドバーが黒くなりましたね。
半透明に変更したいな。

アイコンも微妙に今風のフラットデザインに変わりました。
サポートされなくなったソフトは削除されちゃいました。

参考手順でやらなかったこと

手順内の

  • screen
    • ubuntuの物理マシンで操作したため
  • iptables
    • デスクトップ版なので元々動いていない

という理由で行いませんでした。

参考まで。

アップデート完了です。

デスクトップ版なんでパッケージが多いのかアップデートを実行してから1時間40分ほどかかりました。
が、特に破損等の不具合もなく無事にアップデート完了しました。
使い勝手はまた使ってみてという感じですね。

18.04にアップデートしたのは記憶に新しいですが、あれから早2年も経ってしまったんですね。
一応振り返ってみるとインフラの技術はそんなに変わらずですが、pythonは割と書けるようになったと思います。

ubuntuは毎年新バージョンが出るので毎回アップデートしてもいいですが、2年おきくらいにこの記事を書くのがちょうどいいですね。
新機能を何も紹介してなくて申し訳ないですが…

という訳で、また2年後にお会いしましょう。