今週久しぶりに大阪へ出張に行って来ました。
タイトルの本は1年くらい前?にtwitterで出回っていて、 私も購入したものの寝かせてしまっていたのですが、今回の出張の空き時間でようやく読めました。
簡単に印象に残った点を残しておきます。
よかった点
各管理者の定義がある
メンターから始まり終盤の章ではCTOになった場合の在り方を書いています。
各管理者のステップアップごとに書いてあるので、自分が昇進した才に辞書のように引いて指針と出来そうです。
(私にはその予定はありませんが)
「できる上司」とは何かという文が冒頭にありますが、その定義も記述しています。
- 部下と定期的に(1対1で)ミーティングを行い、現状を把握する
- 部下のスキルアップ、キャリアアップの支援を行う
というのが主な内容です。
キャリアアップごとに仕事の規模は増えていきますが、基本的にこの2つを大切にすることがキモの様です。
もちろんこの本だけで断定できるものでないかもしれませんが、
キャリアアップ系の本を読むのは初めてなので勉強になりました。
具体例がある
筆者の経験と共に書かれているので、各管理者に求められるスキルと具体的な事例があります。
この管理者になったAさんはこういう進め方で失敗したけどBさんはこういう方法で上手くいきました、というのがキャリアごとにありますのでイメージがしやすいです。
べし、べからず集がある
各管理者にキャリアアップしてこういう仕事をする際のべし、べからず集がでてきます。
こういうのも迷ったときに読み返したくなりますね。
技術系管理職に特化している
タイトルの通り技術系管理者主体で書かれているので、
他の指南書にありそうなものは割愛されたり、引用として文章中にでてくるだけです。
他の本でありそうなものは書かずに趣旨に沿ったものだけ書いてある本は
他と内容が重複しないので、この本を読んでよかったなと思いますね。
まとめ
簡単な感想文になってしまいましたが、久しぶりに技術本以外の本を読みました。
とても全部の内容は書ききれないので記述しませんが、面白かったです。
私は現在、人売りの会社で現場に出向の身なので、本で出てくる様な自社プロダクト在りきの昇進はできませんが、書内の根底にある
- 自分に求められている役割を把握し果たせるよう努める
- 好奇心を持ち続ける
ということは忘れずに日々を過ごしていこうと思います。
私もNW機器をゴリゴリ触っているエンジニアなのでまだ管理者をやりたいという思いは無いのですが、本を読んでいると管理者も技術とは別の視点で楽しそうな仕事だなと思いますね。
管理者は技術力のない人がやる仕事だとか、かつてあったけど忘れてしまうみたいな噂やイメージがありましたが、この本で実情を学べてよかったです。
前線を離れて別の仕事をしているので当然ですよね。
キャリアアップしたら部下に委任するのも仕事だとも書いてありました。
しかし、キャリアアップするごとに企業の戦略やチームを導く上で、自分で手を動かすことが無くても新しい技術は常に学んでいかなければならないとも書かれています。
自分は管理者になれるかわかりませんが、この気構えは忘れないでいたいものです。