GW中の1つの目標、Arch Linuxをインストールすることができました。
デスクトップ環境まで構築できましたのでメモします。
PCは自宅で眠っていた古いGateway製のノートPCにインストールしました。
2008年製のVista時代のPCです。
2コアでメモリも2GBしかありません。
インストール作業
Arch wikiのインストールガイドを見ながらまずはVirtual Boxで検証したのですが、
2~3回ほど起動に失敗しました。
下記3点の内容を修正したら成功したので、私がハマったポイントをメモしておきます。
手順はWikiの通りなので割愛します。
GUIインストールしかやったこと無いのでガイドがあっても失敗してしまいました。
パーティションフォーマット誤り
mkfsでフォーマットした際、/dev/sdaを指定してました。
/dev/sda1に修正してOK
ブートローダーインストールミス
wikiを読み流してしまい、コマンド自体スキップしていました。
ブートローダ(grub)も自分でインストールが必要だったんですね。
ディスクラベルミス
ディスクタイプをGPTでフォーマットしていたため、起動せず。
MBRに変更して成功。
調べるとfirmwareと絡んできて、
はセットなんですかね。
BIOS -> GPTもできるかもしれませんが、あまり事例が無かったので調査せず。
以下、用語のメモ
インストール時にwikiの手順でやらなかったもの
youtubeも参考に以下の作業はwikiじゃない手順で行いました。
- リポジトリの編集
reflectorというパッケージを入れて編集していました。
指定した国のリポジトリを編集してくれるみたいです。
# pacman -S reflector # reflector -c "Japan" -f 12 -l 10 -n 12 --save /etc/pacman.d/mirrorlist
日本のリポジトリを確か10個まで選択して保存してくれます。
変数の詳細は忘れてしまいました。
- パーティション変更
fdiskでなくcfdiskでパーティション分けを行いました。
TUIなので直感的に変更できますね。
インストール後
ユーザ追加、sudoers追加
割愛
xwindow有効
これも種類がたくさんあって切り分けに苦労しました。
PCのスペックが低いので、軽量かつおしゃれなxfce4にしました。
タイル型も憧れたのですが、触ってみた感じ難しすぎたので別の機会にチャレンジします。
デスクトップ周りの用語
- Xorgs
- オープンソースのX windows system
- Xは所謂GUI画面を表示するプロトコル
- デスクトップ環境
- Xを利用するためのユーザインターフェース
- ディスプレイマネージャー
- ログイン画面の機能
日本語フォントインストール
IPAフォントをインストール
$ sudo pacman -S otf-ipafont
日本語入力
- fcitx-mozc
$ sudo pacman -S fcitx-im fcitx-configtool fcitx-mozc
IMEの設定。
$ vim ~/.xprofile
で開いて、以下の三行を追加。
export GTK_IM_MODULE=fcitx export QT_IM_MODULE=fcitx export XMODIFIERS=”@im=fcitx”
デスクトップアプリ
詳しく調べられていませんが、デスクトップアプリには2種類あるようです。
外観が違うようで統一するような手順がありました。
今回は実施していません。
どう違うのかは今度調べます…
- gtk
- qt
xfceをモダンにする
外観をカッコよくするサイトがありましたので、参考にさせていただきました。 (ほぼパクリです)
デスクトップをカスタマイズする(Xfce4,Arch Linux) - yoshikit1996’s diary
- テーマ
- インストール後、外観から変更
$ sudo pacman -S arc-gtk-theme
- スタートメニュー用アイコン
- 下記のサイトからダウンロード後、画像フォルダにコピー
- https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Archlinux-icon-crystal-64.svg
$ sudo cp ./images/Archlinux-icon-crystal-64.svg.png /usr/share/pixmaps/archicon.svg
Windowsで言うスタートアイコンの変更を実施。
- アイコンセット
- Arch用アイコンセットをインストール
$ git clone https://github.com/horst3180/arc-icon-theme $ cd ./arc-icon-theme $ ./autogen.sh --prefix=/usr $ sudo make install
アイコンセットをarch-iconに変更
いったんこんな感じでできました。
使いそうなものちょこちょこ入れていったん完成。
ノートPCなので電源管理周りのパッケージもあとで入れます。
よく見る感じですがおしゃれに作れたと思います。
画面だけ見たら2008年製のPCとは思いませんね。
このPCで何をするか決めていないためパッケージは全然入っていません。
作ったもののこれからどうしますかねえ。
感想
コマンドからインストールしてGUIを立ち上げるといった作業は初めてで色々はまりましたが、
各機能の用語が整理できて勉強になりました。
デスクトップ環境周りは特に難しくて用語のさわりしかわかりませんが、
キリが無いのでいったんこの辺で書き残します。
GUIインストール時に裏で何をやっているかが自分の手で触って覚えられたのでいい機会になりました。
とはいうものの短時間でワーッとやったため、各手順はおさらいして覚えたいと思います。
でも毎回Archインストールするの大変ですね。
低スペックのPCでなければ初心者向けのメジャーなディストリビューションをインストールするのが楽です。
(ArchはVMでも触れるし)